「老後資金2000万円問題」について自分なりに検討してみた

こんばんは。masatoです。

今日はタイトルにある通り、今更ながら

「老後資金2000万円問題」

について考えてみたいと思います。そこだけ切り取ると、なかなかセンセーショナルですよね。自分も最初この言葉を聞いた時、

  • 本当にそうなの?
  • だったらやばいよね。
  • 少子高齢化が進んでるし、将来もらえる年金額とかよく分かんないからなぁ

という感想を抱きましたが、、、そうなんだーってだけで何かアクションを起こしたかと言えばそんなことはありませんでした。皆さんも同じような感想を抱いたのではないでしょうか。

そこで今回は、改めてこの問題について自分なりに理解し、これからどうすべきかを検討してまとめていこうと思います。お金に関する話って、人になかなか聞きづらいし話づらいことだと思いますが、日常生活でお金は切っても切れない関係ですよね。

この記事を読んでいただき、少しでも今後の参考になったら嬉しいです。

それでは参りましょう。

今回の目次です。

 そもそもどういう計算?という話

ではまず、原典である令和元年6月3日付け金融庁作成の

金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」

に書かれている内容を掻い摘みながら計算の算出根拠や仮定などについて解説していきます。

まず、2017年時点における平均寿命は、男性が81.1歳、女性が87.3歳とのこと。

そして、現在60歳の人の内、およそ4分の1の人が95歳まで生きるという試算結果が出ているとのこと。

要するに、現在は「人生100年時代」です。というのが冒頭の話。

次に、健康寿命(寿命において健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)についての記述があり、それが男性は72歳、女性は75歳とのことで、ここから言えることは、平均寿命から健康寿命を差し引いた期間(男性は約9年、女性は約12年)は介護等の費用が増大して支出が増えますよねっていう話と、働くことも困難になっていくから収入が更に減りますよねっていう話。

 

タイトルの核心部分について触れる内容が出てきました。

今回想定しているのは、「高齢夫婦無職世帯」というもので、夫65歳以上妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯というもの。

その時、実収入として例示されている金額が209,198円(うち、社会保障給付(年金)が191,880円)、実支出263,718円というもので、毎月約5.5万円赤字になる計算。

なので、このはみ出てしまった赤字額の5万円については、自分の貯蓄を切り崩しながら生活しないといけませんよね、っていう話。

この額をもとに、平均余命期間を20年から30年として生涯の赤字額を計算すると、

5.5万円×12ヶ月×20年=1320万円

5.5万円×12ヶ月×30年=1980万円

つまり、1320万円から1980万円が生涯の赤字額であることが計算できます。

「老後資金2000万円問題」と言われたのは、この上記金額「だけ」を切り取って取り沙汰されたものではないかと思われます。

が、こんなデータ(2017年時点)があります。

・高齢夫婦無職世帯の平均純貯蓄額(純粋な貯金額から負債を差し引いた額):2484万円

・2017年の定年退職者の退職金(平均):1700万円~2000万円

これらのことから言えるのは、確かに年金だけで生活して行くのは無理だけど、今までの貯金や退職金から毎月5.5万円を切り崩していけば難なく生活していけるということです。

今まで見てきた数字は全て報告書から参照しているデータですので信憑性はあるものだと思いますし、支出額や貯蓄額はいずれも平均値をもとに算出されていることから、普通に生活していれば老後資金が不足するという心配はそこまでする必要がなさそうであると言えます。

ただ、あくまで平均値ですので、中央値はまた異なると思いますし、それぞれのライフスタイルや生活水準も異なりますから、全ての方が安心できるとは言えないものでもあります。

 

それでは、報告書の続きを解説していきます。

日本の高齢者は元気?

2016年のデータですが、65歳から69歳の男性の55%、同世代の女性の34%が働いてるみたいです。更に、現在仕事をしている60歳以上の男女を対象にアンケート調査を実施したところ、そのうち40%以上の人が、「働けるうちはいつまでも働きたい」と回答しているそうです。

これはすごい。。

若者の働き方の多様化とその懸念事項

転職をすることが割と一般的になりつつありますよねっていう話と、ランサーズによる実態調査によると、フリーランス人口は2018年時点で1119万人いますよっていう話。これらは多様なスキルが身に付くことから、長く働ける可能性を高める好材料ではあるけども、退職金が受け取れなかったり、受け取れてもその金額は期待できませんよねっていう話。

確かにそれは一理あるなって思った。ただの感想を挟みました。

なお、2017年時点において、退職金支払い制度が整っている会社の割合は全規模平均で約80%1992年時点だと92%だったみたいです。ちなみに、労働者数が30~99人までの規模の会社だと77%1000人以上の規模だと92%の割合で退職金支払い制度が整っているとのこと。

給付額について再度触れると、

2017年時点:1700万円(高卒)~2000万円(大卒)

1997年時点:1700万円(高卒)~3200万円(大卒)

とのことで、ピーク時は結構な額が退職金として支払われていたことに驚きを隠せません。

 どのような対策が取れるの?

と、まあ非常にざっくりとこんな感じでした。

詰まるところ、現時点でリタイアを迎えて年金生活を迎える人たちは倹約な生活をすることができさえすれば基本的に老後資金が不足する事態にはならなそうです。

ただ、問題は我々現役世代です。

今のリタイア世代と同じ条件になるものは果たしてどれでしょうか?

  • 毎月の年金額が20万円近くもらえるでしょうか?(そんなはずないよね)
  • 退職金は1700万円近くもらえるでしょうか?(人生そんな甘くないでしょ)
  • リタイアするまでに2000万円程度の貯蓄をすることはできるでしょうか?(単純計算でも毎月5万円以上貯金しないとその額は到達しません(30年で計算))
  • 人生100年時代って考えたらリタイアしてから30年以上あるけどどうする!?

これは・・・茨の道ですね。

ではここで、金融庁の報告書の続きに触れながら、これらの不安を取り除く具体的アクションプランを検討していきましょう!

キーワード①「長寿化に伴い、資産寿命を延ばす」

 →「長期」・「積立」・「分散投資」による資産形成

  →生涯に亘る計画的な長期の資産形成・管理の重要性を認識

私たちがすべきことは、「時間」を味方につけて、長期で分散投資することです。

投資?そんなの怖くてできません!

って思う方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。かく言う私も無知でしたので昨年まで投資などしたこともありませんでしたが、資産を現金だけで所持していることもリスクであることを知り、今は積極的に投資信託で少額からの資産運用を始めています。

「リスク」って言葉は純粋に危険度の割合みたいな意味合いで使われていますが、投資の世界においては、「不確実性の割り合い」を意味します。

要は、リスクが大きいと言うのは不確実性が高いですよ、って言う意味です。

金融庁の報告書からの引用ですが、1985年以降、毎月同額ずつ国内外の株式・債券に積立・分散投資したと仮定し、各年の買い付け後、保有期間が経過した時点での時価をもとにして運用結果を算出すると、保有期間が5年ではマイナスリターンも発生するが、保有期間が20年になるとプラスリターンに収斂し、そのばらつきも小さくなるそうです。

収益率の実績(当時の100万円が保有期間後いくらになっているか)

保有期間5年の場合:72万円~173万円

保有期間20年の場合:185~321万円(収益率年2%~8%)

なお、銀行に預ける定期預金の場合の年率は0.1%です。

この数字だけ見て判断するのも情報が足りないかもしれませんが、現金を銀行に預けておくだけって言うのは不確実性がとても低い=リスクは低いと言えるものの、今現にインフレが進んでいて、実質的にお金の価値が下がっている(前は1000円払えば買えたものが1100円払わないと買えなくなったとしたら、それは実質的にお金の価値が下がっていると言えますよね、これがざっくりインフレという状況です)ので、10年後に定期預金からお金を引き出しても、定期預金の利率よりインフレ率の方が高かったら実質的には損することになりかねません。

このあたりの話については、また別の機会に詳しく記事にしていきたいと思います。

 

キーワード②「ライフスタイル等の多様化により個々人のニーズは様々」

大学卒業→新卒採用→結婚(出産)→マイホーム購入→定年まで一つの会社で働き通す→退職金と年金生活しつつ、三世帯同居の老後生活

というのはもうスタンダードではなくて、今後は自らがどのようなライフプランを想定するのか、それに伴う収支や資産がどの程度必要なのか、具体的に考えておきましょう、っていう話でした。

さくっと次へいきます。

 

キーワード③「年金以外の収入を確保する行動を自ら取りましょう」

少子高齢化が進む一方だから現役世代の数も減るし、年金額が減るのは目に見えてるから、備えられる範囲で早くから行動しましょう、って話。長い期間働くのか、支出を見直すのか、資産形成・運用するのか、「自助」努力が必要です、と書かれています。

 

・・・ということで報告書は全56ページに及ぶのですが、現在まだ30ページ目です。

まだ到底まとまりそうにありませんが、この先に書かれていることをチラッと見てみると、先ほども軽く触れた「投資」、「資産運用」に関する内容に重点を置いていました。ですので、次の記事でそれについて触れていきたいと思います。

 

 今日のまとめ

  • 「老後資金2000万円問題」は一部を切り取った誇張表現と言っていい。
  • 平均的に、毎月5万円の赤字家計。
  • 今のリタイア世代に限って言えば、貯金と退職金を合わせた額を切り崩していけば、いわゆる平均的生活水準なら問題なく生活できる
  • 我々現役世代にとっては、人生リアル100年時代だから、同じ想定で将来を見据えるのは確かに危険
  • 「長期積立分散投資による時間を味方に付けた長期的な資産形成」が老後の不安を解消する大事なキーワード

 

以上!こんな感じ!

このブログでは、一人暮らし歴12年の31歳独身が培った知識や経験、日常生活をちょっと豊かにする生活改善情報などを発信しています。

まだ始めたばかりなので記事は少ないですが、良かったらまた覗きに来てください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた他の記事で会いましょう。

この記事を書いた人

masatoshi

一人暮らしの日々の暮らしをちょっと豊かにする生活改善情報やお金のことを主に発信しています/物件選びのコツ、引越し、家計管理術、資産運用実績、生活改善情報、愛用品・生活家電レビュー、Voicyアウトプット/一人暮らし歴12年目突入/賃貸物件6件目/バツイチ/国家公務員一般職からフリーランス独立/Web制作/Webマーケティング/Web制作×Web広告の定額サービスは「ウェブサイト」から↓↓