老後資金2000万円問題について自分なりに検討してみた【後編】

老後資金2000万円問題について自分なりに検討してみた【後編】

どうも。masatoです。

昨日は、老後資金2000万円問題について自分なりに検討してみた【前編】ということで、金融庁が令和元年6月3日付けで作成した報告書を自ら読み、そこに何が書かれているのかまとめてみました。

「老後資金2000万円問題」について自分なりに検討してみた

ただ、報告書が56枚とそれなりにボリュームがあり、昨日は途中で終わってしまったので、今日は後編ということで、続きを掻い摘んでまとめつつ、老後資金2000万円問題の真相について明らかにできたらと思います。今日と昨日の記事を読んでいただければ、我々現役世代がこれからやっておくべきアクションプランが何となく掴めるのではないかと思いますし、報告書に書かれた内容がどのようなものだったのかを知ることだけでも今後の参考になるのではないかと思います。

それでは参りましょう。

とその前に、前回まとめた内容を簡単におさらいします。

  • 毎月の収支を計算している前提条件は、夫婦のみ2人(夫65歳、妻60歳)で現在無職という世帯
  • 平均的収入は約20万円、支出は約25.5万円で毎月5.5万円の赤字
  • その赤字額を20年又は30年分で合計すると、1320万円~1980万円
  • この合計額のことを「老後資金2000万円(不足)問題」と取り上げている
  • ただ、平均貯蓄額は約2500万円、平均的な退職金は1700万円~2000万円
  • 貯蓄や退職金を切り崩しながら生活していけば平均的な生活水準であれば資金不足に陥ることはなさそう
  • ただ、現役世代は現在と同等の年金制度や退職金額を望めるわけではなく、早めの準備が鍵

こんな感じでした。

 

では、報告書の【考えられる対応】という項目から解説していきます。

【考えられる対応】

 個々人が資産形成及び管理をしていく上での心構えとして、世代毎に項目立てて説明しています。

【現役期】

  長期・積立・分散投資など、少額から資産形成の行動を起こすべき

具体的には、

  • 「人生100年時代」を見据えて、老後の生活も満足できるよう、早い時期からの資産形成が有効であることを認識すべし(まずは現状把握ということですね)
  • 生活資金や万が一の時の資金は、元本保証型の低リスク資産(預貯金)で確保しつつ、老後資金は長期・積立・分散投資による資産形成をすべし(キーワードが連発です)
  • 自分にふさわしいライフプラン、マネープランを検討すべし

とのことでした。

 

【リタイア期前後】

・退職金がある場合、使い道をしっかり検討、退職金を踏まえたマネープランの検討

・中長期的な資産運用の継続と必要に応じた計画的な取崩し

まぁ、そうですよねっていう話でした。

 

【高齢期】

・心身の衰えを見据えたマネープランの見直し

それもそうですよね、っていう話でした(雑でごめんなさい)。

 

【金融サービスの在り方】

  基本的に窓口へ行って相談に乗ってもらいましょう、みたいな内容が書かれていますが、「銀行などの窓口」へは行ってはいけません!

 どれだけ親身になって相談に乗ってくれようが、彼(彼女)らは会社の利益を優先していますので、言葉巧みに手数料の高い商品を提案してきます(偏見ですが)。

 長期で運用する以上、管理手数料はできるかぎり安く抑えなくてはなりません。折角投資して資産が増えたのに、手数料が高くて実質の配当利益が1%減っちゃった!なんていうのは目も当てられません。

 今はインターネット上で口座開設できる証券会社が沢山あり、窓口がないので自分で商品を選んだり手続きを進めなければいけませんが、今はとても便利な世の中なので、少し調べたらいくらでも情報は出てきますし、何度も登場した「長期・積立・分散投資」をすべき対象商品はほぼ限られています。

 この点については、今度こそ別の記事でまとめますので、今回は報告書の検討に集中していきたいと思います。

【環境整備】

考えられる対応を実現するための具体的アクションプランとして以下の内容が掲げられていました。

 

①積立NISAとiDeCoを始めましょう

 積立NISAとは、年間40万円を上限とする資産運用の制度で、制度策定当時は2037年(今は期限が2042年?43年?まで伸びました)までは資産運用で出た運用益が非課税になるという制度です。

 そもそも、株式などの投資で出た運用益にも税金ってかかるんだ・・・って私はこの時に初めて知りました。。無知って怖い。

 積立NISAは、積み立てた資金をいつでも下ろすことができるというのが後述するiDeCoとの大きな違いです。iDeCoは60歳まで引き出すことができません(自分年金という制度策定の背景からこのようになっています)。

 積立NISAを2021年から始めた場合、毎年上限の40万円を拠出すれば合計800万円を拠出することができ、これを年率3%で運用できた場合、20年後に「1100万円」になる計算です。

 なお、前編でも紹介しましたが、20年間運用すると、その運用益は2%~8%に収斂するとされていることから、上記金額以上の運用成績が十分見込めます。

 

iDeCo年間14.4万円から81.6万円と拠出可能額にばらつきがありますが、先ほども書いたように拠出金は60歳になるまで引き出すことができません。

その代わり、「掛け金が全額所得控除」「運用益は非課税」「受給時の公的年金等控除(受け取る際の優遇制度も整備)」という税制優遇措置が手厚くなっているのが特徴です。

極論、iDeCoを通じた「自分年金」を作って、自助努力しましょうね、っていう話です。ただ、税金が安くなって将来に備えることができるなら乗らない手はないですよね。

なお、平成31年1月時点の加入状況ですが、積立NISAが約104万口座で日本の成人人口に対する割合はわずか1.0%・・・。iDeCoが約172万人でこちらは1.6%・・・。全然普及していないのが現状です。

やはり、「投資」という言葉に対して身構えちゃうんですかね。

 

②金融リテラシーを向上させましょう

 金融庁や業界団体が、学校や職場、自治体などの場で金融リテラシー向上のための授業やセミナーを実施しているそうです。が、ぶっちゃけ全然身近ではないですよね。「お金の教育」なんて学校で聞いたこともないし、税金の仕組みも学校で学んだ記憶はないし、今はそのような授業があるのかもしれませんが。

 税金にどんな種類があるとか、税金徴取の仕組み(源泉徴収)はどうなっているのかとか、確定申告とか、第一号被保険者と第二号被保険者の違いとか、そもそもの世の中の仕組みを体系的に教えてくれる授業があったら現実的に将来一番役に立つと思うんですけどね。

 これはただの独り言ですが。

ここからは読者の方(自分含めて)にとって直接関係しないので強調しませんが解説していきます。

③アドバイザーの充実が求められる

 個人のライフスタイルが多様化しているからこそ、金融商品やサービスも多様化するこの時代。その商品からどれが自分に合っているかを選ぶために、的確なアドバイスをすることができるアドバイザーの存在は確かに必要かもしれません。 自分で情報を取捨選択できる人なら問題ないですけど、高齢者向けのサービスはきっと需要が増えていくんでしょうね、と読みながら考えさせられました。

④高齢顧客保護の在り方

 統計上、75歳以上になると認知症の発症率が上がるらしく、日本証券業協会のガイドラインによると、75歳以上の方に対する金融商品の勧誘(案内)については役席者による事前承認が必要みたいです。

 ただ、年齢だけで線引きをしても、元気一杯なおじいちゃんおばあちゃんもいるわけで、認知や思考力が低下しているかを判断するのを判断するのが難しいからこそ、きめ細やかに対応しないといけませんよねっていう話でした。

 

【終わりに】

 一部をそのまま抜粋しました。

 

 これを見据えて、今何ができるか、何をすべきか。標準的なモデルが空洞化しつつある以上、唯一の正解は存在せず、各人の置かれた状況やライフプラン によって、取るべき行動は変わってくる。今後のライフプラン・マネープランを、遠い未来の話ではなく今現在において必要なこと、「自分ごと」として捉え、考えられるかが重要であり、これは早ければ早いほど望ましい

 皆で高齢社会における資産形成・管理や金融サ ービスのあり方に対する知見を深めていくことを通じて、対応のあり方が進化していくものと考えられる。この報告書が契機の一つとなり、幅広い主体に課題認識等が共有され、各々が「自分ごと」として本テーマを精力的に議論することを期待している。

 

「ふーん、そうなんだ」で終わるのは止めましょう、ということです。

iDeCoについて調べてみるのも良いと思いますし、証券会社ってどんな会社があるのか調べてみるのも良いでしょう。ちなみに私は楽天証券を使っています。毎月の支出がいくらなのか、一度正確に書き出してみるのも良いですね。

こちらの記事で私の家計簿を赤裸々に公開しています

一人暮らしの生活費大公開!【31歳独身公務員のリアル】

報告書を一度目を通すだけでもすごく参考になりますし、私も初めてこの報告書を読んだのですが、やはりその業界の専門家が議論を重ねた結果の報告書ですのでめっちゃ分かりやすいです。

個人的にまとめると、我々現役世代は

「時間」を味方にして少額から投資をしていきましょう!

の一言に尽きます。

キーワードは

「長期」「積立」「分散投資」

以上!終わり!

このブログでは、一人暮らし歴12年の31歳独身が培った知識や経験、日常生活をちょっと豊かにする生活改善情報などを発信しています。

良かったらまた覗きに来てください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた他の記事で会いましょう。

この記事を書いた人

masatoshi

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